2歳7か月落ち着きがない&言葉が出ないわが子の2歳児健康相談
先日、市役所から「2歳児健康相談」のお知らせが届きました。
2歳7か月になったぴょんきちは、落ち着きがないのと言葉がでないのが特徴。
まだ診断名はついていないものの明らかに発達に遅れがあるということで、2歳1か月から療育に通っています。
できることは少しずつ増えているものの、相変わらず気になるものにまっしぐらで、特に環境が変わると超多動で静かに座って話を聞くなんて夢のまた夢。
そんなぴょんきちを連れて、2歳児健康相談へ!
嫌な予感しかしていませんでしたが、予想通り阿鼻叫喚の地獄絵図…(゚Д゚;)
2歳児健康相談の内容
2歳児は「健康診断」ではなく「健康相談」で、虫歯のお話やブラッシングの指導がメインとなります。
内容は次の通り。
- 身体測定
- 歯の健康についてのお話(集団指導)
- 歯磨きに関する人形劇
- 染め出し磨き残しチェックと正しいブラッシング(個別指導)
- 栄養指導
- 保健指導
です。
できるわけがないと思いながらも、やるしかありません。
2歳7か月 超多動っ子の健康相談
2歳7か月の超多動でかなり力もついてきている男の子が、健康相談を受けるとこのようになります。
受付
抱っこしていたぴょんきちを下ろすと脱走開始。
かなりすばしっこくなった2歳児を追いかけながら、母子手帳や必要書類をスタッフに渡しつつ、捕まえたぴょんきちを足で挟むがするりと抜けて脱走・・・
などを繰り返し、受付を済ませた時点ですでに汗ばみます(-_-;)
身体測定
まず、会場に入らない(@_@)
入ったとしても即脱走!
というのも、身体測定の会場のすぐ横にエレベーターがあるんです。
ぴょんきちはエレベーターのボタンを押したい、ドアをこじ開けたい思いが強く、どうしてもエレベーターめがけて走って行くんです。
それを取り押さえて服を脱がせている途中で、何度も脱走。
パンツ一丁でエレベーターめがけて突進していくぴょんきち。
入口では保健師さんも待機。
2歳児を数人の大人で追いかけまわす。
しばらく格闘した後、なんとか身長、体重測定に成功するものの、頭囲を計るところでまた大暴れ。
大人2人がかりで取り押さえ、なんとか測ることができました。
歯の健康についてのお話
身体測定の後、ちょっと待たされている間にもぴょんきちは何度も脱走。
歯科衛生士さんの話が始まっても、まともに聞けるわけがありません。
見かねた保健師さんたちがぴょんきちを預かってくれました。
「お母さん、話聞いてきて!」って^^
ぴょんきちは特に人見知りをするわけではないんですが、やっぱりお母さんと一緒じゃなきゃやだ!
ガラスのドアをこじ開けようと大騒ぎ。
しょうがないのでぴょんきちを抱っこして話を聞こうとすると、また脱走する・・・
保健師さんが「これ使ってみて!」と保冷剤を渡してくれました。
「ピタッと腕につけたりすると、ちょっと興味ひけるかも」とのことでしたが、効果はイマイチ。
人形劇
保育園の読み聞かせは、黙って座って聞くことができてるみたいなんですが・・・お母さんと一緒だと全然ダメなんですよね。
人形劇も最初の数秒は見てましたが、今度は人形を操っている人が気になってそちらをめがけて突進。
それを捕まえたかと思うと、また部屋の入口へ猛ダッシュ。
今度は他人の靴を片方持って、人形劇を見ている観客の間をダッシュ。
そして、部屋の端まで行くとその靴を投げる!
とてもまともに見られる状態ではありませんでした。
栄養指導と保健指導
別紙へ移動し、個別に保健師さんから指導があります。
ぴょんきちは、1歳半健診のときにも話を聞いてくれた保健師さんに当たりました。
とっても優しい人で「大きくなったね~」と言って迎えてくれましたが、ぴょんきちを膝に抱っこして椅子に座って静かに話をする、なんてほぼ神業。
とても無理です。
まあ、前回も同じ光景を見ていた保健師さんだったので、事情はよくご存じ(笑)
型はめパズルは予想通り全部投げる、パズルの土台も投げる、脱走して別の部屋のどあをこじ開けて逃げる、追いかける、捕まえる、泣き叫びながらエビのようにバタつく、押さえこむ・・・
をやりながら大声で保健師さんと立ち話(笑)
「次は染め出しとブラッシングなんだけど、難しいかな・・・一応話だけ聞いてみましょうか」
ということで次を待ちました。
染め出しとブラッシング指導
ここの待ち時間がかなり修行でした。
もう母も子もヘトヘトに疲れているというのに、ぴょんきちはまだエレベーターが気になる!
何度も何度も突進してはエレベーターのボタンを押したり、ドアをこじ開けようと試みるんだけど、人も多いし危ないから取り押さえるしかないんですよね。
思い通りにならないもんだから、ぴょんきちは泣き叫びながらバタつく!
待ち時間は長い!
もう何度も途中で帰ろうかと思いました。
が、そうしている間に順番が来ました!
汗だくな親子を見た保健師さんが気の毒そうに「うがいはできますか?」と聞いてきたので、「いえ、とてもじゃありませんがうがいなんて…」と肩で息をしながら答えました。
「じゃあ、ブラッシングの指導だけやりましょうね」ということに。
向こうもお仕事ですからね。
それなりにちゃんとやらないといけないわけです。
歯の模型を使いながら、前歯用の糸ようじ、奥歯用の糸ようじ、フッ素入りの歯磨き粉の説明などなど、一通り指導をしてくださいました。
その間ぴょんきちは脱走したくてたまらない!
汗だく鼻水鼻くそまみれで大暴れ。
途中、母はのどに頭突きをくらい一瞬「うっ…」と気が遠くなりかける…
しかし、ここは一刻も早く終わらせたいという思いで、保健師さんの話をできるだけ真剣な様子をかもし出しながら聞きました。
そして、ようやく終わった・・・
所要時間、約1時間半。
よくやった!
ぴょんきちを抱き上げ、荷物と靴を手にもって、「どうも、お騒がせしました~」と逃げるように会場を後にしました。
さいごに
2歳7か月にもなれば、たいていの子どもは静かに座って人の話を聞いたりすることができます。
まあ、イヤイヤ期真っ盛りだったら「歯磨きイヤ~」なんて泣いちゃうことはありますけどね。
それにしても、ぴょんきちのような多動っ子ちゃんと、その他の子どもちゃんたちの様子がどこか違うことは一目瞭然です。
それでも保健師さんたちは「困ったことがあったらいつでも相談してね!」って言ってくださるのでとてもありがたいです。
正直、ぴょんきちを連れて保健センターへ行くのは相当な筋肉と覚悟がいるんですが、あそこへ行けば我が家のことをよく知っている保健師さんたちがいて、いつも温かく迎えてくださるので本当に感謝しています。
次は3歳児健診かな?
母は、仕事の合間に筋トレがんばります(笑)